掃き溜めアラカルト

多分が余分

青い春と書いて、青春。

ふと、からかい上手の高木さんという漫画を思い出した。

 

 

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かわいすぎ

 

この漫画の舞台はいわゆる離島で、そこで高木さんと西方くんは、「2人だけの」青春を謳歌している。

 

 

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(この漫画の舞台は香川県の小豆島というところらしい。受験終わったら行きたいなー)

 

ふと思った。世間一般でいう「青春」が繰り広げられている場所って、多分こんな感じなんだろうなぁと。俗にいう田舎で、あたりを見渡せば一面の山や海。周辺に大きな商業施設は無く、せいぜい小さな商店や駄菓子屋があるくらい。夏になれば、白いタンクトップ姿の子供たちが網を持って走り回っている。BGMは井上陽水の『少年時代』で決まりだ。このような場所での「青春」に、多くの人々は憧憬を抱いているようだ。

 

 

ここで、今の自分の境遇と比べてみることにする。

僕が通っている高校は、大都会のほぼ真ん中にある。少し歩けばデパートも、タワーマンションも、如何わしい風俗店もごまんとある。逆に、駄菓子屋や個人経営の商店のように、郷愁を与えてくれるような場所はあまりないし、豊かな自然なんてあるはずもない。駅や繁華街は常に人で溢れていて、常に忙しない空気が漂っている。BGMをつけるとしたら、『都会の雑踏.mp3』くらいが限界だろう。

 

だからといって、都会において『青春』がないかと言えば、そういうわけでもない。

友達とカラオケやボーリングに行き、繁華街で買い物を楽しむ。流行りのパンケーキの店で自撮りをし、それをインスタグラムに投稿する。一見『青春』とは程遠い行為のように見えるが、これも立派な「青春」である。確かに絵にはならないかもしれないが、彼らは彼らなりに、一度しかない青年期を謳歌しようとしている。そう、少年少女がそこに生き続ける限り、「青春」は何処にでも存在しうるのである。

 

 

 

 

とは言っても、やっぱり田舎でキラキラした青春を送ってみたくないですか? 普通に女子高生と二人乗りしてみたいし、地元の花火大会にも生きたいし、日が暮れるまで2人っきりで海岸にいたいよね。ハァ〜〜生まれ変わったら西方くんになりてえな〜〜!!!!!